50代でのセミリタイア決行を目標に準備を進め、2021年8月に30年間勤めた会社を退職しました。
しかし、事情により、約半年の仮セミリタイア生活を経て、今年の1月から個人事業主としてがっつり働いています。
目次
ここまでの経緯
ざっとここまでの経緯を紹介します。
セミリタイア生活に憧れ準備スタート⇒下の子の就職を機に仮ながら55歳でセミリタイア生活突入!⇒当初目論んでいたブログ収入が思ったより増えず別の稼ぎ口を模索⇒仮セミリタイア生活終了・個人事業主としてブログ運営と宅配業で4年間稼ぐぞ!(←いまここ)
仮セミリタイアに至るまでの経緯
仮セミリタイアに至るこれまでの経緯については以下参照ください
これまでの経緯
個人事業主として再スタート
しかし、事情により十分なセミリタイア資金が準備できない中での退職となり、あてにしていたブログ収入もしばらくは目標に届きそうにないことから、ついに約半年間の無労働期間を終了して個人事業主として頑張っていくことになりました。
そして、今年の1月から出前館のフードデリバリーサービスとアマゾンフレックスでの宅配業を始めましたが、早速アマゾンは断念し、現在は出前館1本で頑張っています。
- 出前館の受託配達始めました
- アマゾンフレックスの登録が完了し初配達やってきました←1か月持たず断念
ギグワーカーとして再出発したが
今年の1月から個人事業主となり、約2年間続けているブログ運営に加えて宅配業を始めたわけですが、今やっている出前館の仕事はよく言われる“ギグワーク”です。
毎日決まった時間に出社しないといけないサラリーマンと違い、働きたい時だけ働くというギグワークは気楽ではありますが、もちろんいいことだけではありません。
今回は50代のギグワークのメリットとデメリットについて整理し、有りか無しかについて私の思いを紹介します。
メリットとデメリット
先ずは約3か月間この仕事をしてきて感じたメリット・デメリットについて紹介します。
50代ギグワーカーのメリット
先ずはメリットから紹介します。
- 誰でも始めることができる
- 自分裁量で働くことができる
- 人間関係が楽
- 非正規雇用・アルバイトより少しは稼げる
この仕事は自転車や原付、事業登録した50CC以上のバイクや車があれば誰でも始めることができます。
そして、アプリを介して仕事を1件単位で受託し、それを積み重ねていき、働きたい時に働き、やめたい時にやめることができます。
人間関係も基本お店に出向き、ピックアップする商品の確認・客様にお届けした時に『お待たせいたしました。』と挨拶する程度です。
出前館の場合、拠点といってエリア毎に事務所があり、代引決済したお金を清算しに出向くことはありますがこちらも淡々と清算を済ませるだけです。
仕事の受け方でわからないことがあれば担当者の方に質問しますが、それ以外で案件の受け方などについてとやかく言われることは一切ありませんので、人間関係は非常に楽です。
稼ぎについてもアルバイトやパート労働に比べれば多く稼ぐことができます。
50代ギグワーカーのデメリット
次にデメリットについて紹介します。
- 恥ずかしい
- 収入が不安定
- 事故のリスク
やはりこの歳でフードデリバリーの配達をするのは正直かなり恥ずかしいです。
ギグワークという働き方が定着していない・海外では貧困層の仕事・度々ニュースなどで度々取り上げられています、一部の心ない配達員のせいであまり良いイメージを持たれていない仕事です。
また、フードデリバリーの配達員は若い方が稼ぎのいいアルバイトでやっているイメージがあり、始める前は『おっさんって自分くらいしかいないのでは?』って思っていましたが、いざ始めてみると平日の昼間はおっさんだらけです。
私のように本業としてやっている方・本業の稼ぎが少なくなったのでそれを補うためにやっている方・空いた時間に副業としてやっている方様々のようです。
でも、自分以外にもおっさんが沢山いようがいまいが恥ずかしいことに変わりはありません。
『リストラにあってこんな仕事しかできないのでは?』、『いい年してこんなことやっているのは変な人』とかやはり良いイメージは持たれていないことは容易に想像がつきます。
ただ、最初は恥ずかしかったのですが、慣れてくると気にならなくはないのですが、自分が納得して始めたことなので他人にどう思われようが関係ないと思ってやっています。
次にあげられるデメリットとしてはやはり不安定なことです。
出前館の配達は日雇いどころか、秒で案件を取り合いますので秒雇いの労働です。
こなす案件が少なければその分収入は落ちてしまいますし、ウーバーイーツのように日を追うごとに1件当たりの収入を減らされても基本いいなりです。
クレームなど問題を複数回起こせばアカウント停止の可能性もあります。
3つ目は長い時間軽バンを運転しますので事故のリスクは常に付きまといます。
そして、事故をおこして働けなくなったとしてもサラリーマンのようにしばらくは有休や積み立て休暇を取得、そのあとは労災や傷病手当でなんてことはなく働けなくなった次の日から収入はゼロです。
50代ギグワーカーは有りか無しか
私が約3か月間やって実感したギグワークのメリットとデメリットについて紹介しました。
概ね事前に得ていた情報と変わりありませんでした。
デメリットも多いが人間関係がとにかく楽
では、50代のおっさんのギグワークは有りか無しかですが、デメリットとしてあげた上の3点(恥ずかしい・不安定・事故リスク)を受け入れることができる・リスクをヘッジできて、とにかく人間関係で苦労したくない方にはとてもおすすめな仕事です。
私自身、サラリーマン時代は毎朝・特に連休明けがとても憂鬱でしたが、ギグワークを始めて、いつでも休めるはずなのにほとんど休むことなく稼働しています。
本当は毎日稼働してもいいくらいなのですが、家族が休まないのかと心配するのと、奥さんとの食べ歩きもしたいので最低月に3-4日程度は休むようにしています。
毎朝、仕事に出かけるのもほとんどストレスにならないくらいこの仕事は私にあっているようです。
この仕事がおすすめな方
最後にこの仕事がおススメな方についてあげてみたいと思います。
- とにかく人間関係で苦労したくない
- 他人の目がさほど気にならない・家族の合意も得られている
- あと数年稼げればいい
- ある程度貯蓄がある・ほかに稼ぎ口を持っていて、急な収入減にもしばらくは耐えることができる
この仕事の最大のメリットはやはり人間関係が楽なとこです。
個人事業主で仕事をしますので部下も上司もいませんし、お得意先に当たる出前館の方もとてもドライで仕事の受け方などについて色々言ってこられることもありません。
また、ピックアップ先の店員の方・お客様とも決まったやり取りをするだけですし、感じの悪い方は殆どいません。
たまに他の配達員の方と仕事のことでコミュニケーションをとることもできます。
デメリットに対しても、
家のローンや教育費の目途がある程度たっていてあと数年稼げればいい・ある程度の貯蓄がある・他にいくらかの稼ぎ口がある方は、一方的な報酬の減額・事故でけがをして働けなくなった・アカウントが停止されたなどの場合でも、何とか逃げ切れる・しばらくは耐えることが可能です。
私が考える最大のネックはやはり“恥ずかしい・世間からあまりよく思われていない”仕事をすることに耐えれるかですが、これが全く気にならない方・家族の合意を得ることができている方にはおススメです。
これから始めるかどうか悩んでいる方の参考になったか・全て網羅できているかどうかわかりませんが、私が考える50代のギグワークの有り無しについて紹介してみました。