50代でのセミリタイア決行を目標に準備を進め、2021年8月に晴れて30年間勤めた会社を退職しました。
※セミリタイアに至るこれまでの経緯については以下を参照ください
これまでの経緯
しかし、事情により十分なセミリタイア資金が準備できない中での退職となり、あてにしていたブログ収入も当面は目標に届きそうにないことから、ついに約半年間の無労働期間を終了して個人事業主として頑張っていくことになりました。
2022年1月から各種宅配の仕事を請け負う+ネット広告業(ブログ運営)を生業とする個人事業主として再出発しました。
ここではなぜ個人事業主の道を選んだのかについて紹介します。
なぜ個人事業主を選択したのか
昨年の8月に30年間勤めた会社を退職し、仮セミリタイア生活をスタートさせたのですが、半年間も何もしないと結構暇で他の方と同じくもりもりと労働意欲が湧いてきました。
そこで真剣に職探しをするべく、求人サイト・ハローワークで求人を調べ、いいなと思う案件はいくつかあったのですが、先ず採用されるかどうかわかりませんし、運良く採用されたとして、私は60歳以降はアルバイトなどのお金を気にしない短時間労働をしたいと思っていましたので、フルタイムで働くのは約4年間になります。
残り4年間しか働かないのにまた1から人間関係を築き、色々なストレスにさらされるのは面倒だなと思い始めました。
また、上のリンク記事でも紹介していますが、ブログの収入が目標に届けば収入を気にしない短時間労働をしたいと考えていたのですが、これについてもうちの奥さんの職場に定年後少し働きたくて4時間勤務をされているかたがいるのですが、よく職場の愚痴を言っているそうです。
結局、フルタイムだろうが短時間労働だろうが、チームとして働く以上そこには対人ストレスが発生します。
私が今まで調べた中で、低学歴で特殊なスキルを持たない人がこれを回避できる賃金労働はガソリンスタンドの夜間監視で、基本危険物取扱者乙4類の資格を持っていれば一人勤務ですので先ず対人ストレスはありません。
ただ、これも結局は無職生活の時と同じく退屈な時間を過ごすことになりそうです。
消去法で個人事業主を選択
色々検討した結果、私の中で残ったのが軽バンを使った宅配業でした。
退職後、約半年間の無職生活を過ごして結局退屈ではありましたが、対人ストレスはゼロでそこについては満足していましたので、ここから新たに人間関係を築く必要のない個人事業主として軽バンを使った宅配業を行うことを決意したというわけです。
基本一人で行う仕事で受託先の方とは仕事以外の話はしませんし、お客様とも商品を渡す時の会話をするだけです。
もちろん超ハイリスクローリターン
但し、リスクは大きいです。
軽バンを使った貨物業は運転時間も長くなりますので、当然事故のリスクが増えます。
いくら気を付けていてももらい事故を起こす可能性もあります。
一気にいけばいいのですが、怪我をして1か月間働けないなどの状況になれば収入はブログ運営の十数万円程度です。
今加入している任意継続・今年から加入予定の国民健康保険のいずれも傷病手当などの給付は一切ありません。
報酬にしても、50代の低学歴で何のスキルもない私が転職、またはアルバイトをしてもらう収入よりは若干多いですが、長年勤めた人の時間給換算したものに比べると悲しいくらいの低報酬です。
まさに超ハイリスクローリターンです。
それでも対人ストレスは避けたい
軽バンを使った宅配を始めてもう少しで1か月が経過しますが、噂通りかなりハードな仕事です。
今私がやっているのは出前館とアマゾンフレックスですが、どちらもタイプは異なりますが時間との戦いです。
出前館は一つ一つの案件を取って報酬を得ますので、時間的に厳しい案件は取らなければいいのですが、それだと報酬が極端に少なくなってしまいます。
アマゾンフレックスは獲得したオファーの時間内で与えられた荷物を配達するのですが、結構時間ギリギリの荷物が与えられますので、私はまだ一度も完全に配達したことがありません(昼ご飯も休憩もトイレ以外なし)。
こちらもどうぞ
約1か月間、初めての宅配業をやってこの厳しい世界の洗礼を受けたわけですが、それでも再度会社員として対人ストレスに晒されながら働くことを考えるとこちらの方がまだましと現時点では思っています。
頑張ります
繰り返しますが、対人ストレスがないことに関しては満足していますが、正直、初めはとんでもない世界に足を踏み入れてしまったものだと後悔しました。
しかし、猛反対した奥さんにしぶしぶ同意してもらいましたし、中古の軽バンなどトータルで80万円くらいは出費していますので、もうやめるわけにはいきません。
恐怖もありますが、それ以上にやる気もあり、約1か月間で休んだのは2日間だけです。
無理してそこまでする必要はないのですが、今日こそはうまくやってやるぞとか、稼げるうちに稼いでおきたいとかそういった思いが強く頑張っています。
気が付けばセミリタイア生活とは真逆の生活を送っていて、体は毎日くたくたですが結構充実しています。