プラスアルファ資金

必要なセミリタイア資金〜バイトなどでハードルはどのくらい下がるか

リタイア資金

 セミリタイアを実現するために最も重要な課題がリタイア資金です。

セミリタイアに必要な資金は年齢や生活レベルで異なります。

若くして1000万でリタイア生活をスタートさせる方もいますし、2000-3000万以上は必要と考える方、1億以上ないとダメでしょって考える方など様々です。

今回はセミリタイアを実現するために必要な貯金額はいくらか?短時間のアルバイトや副業をすることでリタイアのハードルはどのくらい下げることができるかについて私の立場で試算してみました。

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リタイアに必要な資金

ネットで『リタイヤするにはこれくらいの貯金は最低限必要』といった記事をよく見かけます。そこに書かれている金額は総じて高く、落胆する人も多いのではないでしょうか。

しかし、掲載されている額はインパクトを与えるのが目的なのか・もらえる年金が個人事業主とサラリーマンで大きく異なるからなのかはわかりませんが、年金を含めたリタイア後に見込める収入については加味されていないものが結構あります。

更に、完全リタイアとセミリタイアでも必要な貯金額は大きく違ってきます。

私のような低スペック&サラリー人間はセミリタイア一択です。完全リタイアは投資や宝くじで一発当てない限り不可能です。

では、一般的なサラリーマンがセミリタイアを実現するために必要にして十分な貯金額はいくらなのでしょう。

アルバイトなど短時間労働をしたケースで試算してみました。

 60歳までに必要な貯金額をざっくり計算してみました

リタイアで必要な資金はよくネットで紹介されていますが、多くはリタイアから年金受給までに必要なかなり多めの生活費と老後の余裕資金などが加味されています。

しかし、このままサラリーマンを続けたとしても貰える金額はほぼ決まっていますのでこの中で生活していくしかありません。

年金受給後の生活費はセミリタイアとは何の関係もありません。

よって私は、シンプルに60歳定年まで勤めた場合とセミリタイアした場合を比較して、退職後失う手取り額+セミリタイアしたことで増える負担額=必要なセミリタイア資産として計算してみます。

内訳は、

  • 退職時から60歳までに貰えるであろう手取り収入
  • 退職金などの目減り分
  • 受給する年金の目減り分
  • その他リタイアによって増える負担

 が必要貯蓄額となります。ここでは、55歳でセミリタイアしてアルバイトで収入を得るケースで計算してみます。

55歳でやめた場合60歳定年までに失う収入は?

 年収は日本の男性の年収中央値から、だいたいの手取り年収をもとに計算してみます。

手取り収入

手取り年収が400万円だとして55歳でリタイアなら、

400万円×5年=2000万円の手取り収入を失います。また、退職金も目減りしますので目減り分をザックリ150万円とします。

5年間で失う収入⇒トータル2150万円

年金の減額分

次に、老後の年金受給額の目減り分です。

退職した後はアルバイトで働きますから、国民年金に切り替わり厚生年金は55歳で年金加入がストップ。

国民年金と厚生年金の受給額は、年間でざっくり13万円ほどの減額が予想されます。

65歳の受給開始から85歳までの20年間で、

13万×20年=260万円の減額になります。

 ここまでで必要な貯蓄額は、2150万円+年金の減額分260万円=2410万円

社会保険料

年金については第1号被保険者になり国民年金のみの加入、健康保険は当面の間は任意継続か国民健康保険の加入になります。

会社員の場合は、給料からの天引きですので手取り年収分に含まれていますが、国民年金は別途全額自己負担になりますのでここで加算します。

国民年金は2020年時点で一律16540円の額を5年間支払いますので、

16540円×60か月=約100万円(正確には年度ごとに年金額が変わりますがここでは16540円で計算)

健康保険については、任意継続・国民健康保険加入のどちらも退職後約2年間は結構な額の負担(退職した月により異なります)になりますが、これについては60歳で定年退職した時も同じく負担が増えますので無視します。

55歳でリタイアしたことで失う収入などトータル額

失う収入と年金の目減り分、社会保険の負担増トータル額は2510万円になります。

失う収入2150万円+年金の減額分260万円+社会保険負担増分100万円=2510万円

セミリタイア後のアルバイトプラスアルファの収入

次にセミリタイア後60歳になるまでの期間見込める収入についてです。

ここではアルバイト労働で試算してみます。

5年間のアルバイトなどの収入

セミリタイア後は、時短アルバイト・短期派遣等で働きます。
時間給950円で1日5時間で週に4日勤務なら
950円×5時間×16日=76000円
1年で約90万円×5年間=450万円

5年間で見込める収入トータル

5年間のアルバイト収入⇒トータル450万円

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その他収入

私は別で運営しているブログで収入を得ています。

多くはないですが短時間アルバイト程度の収入は得ることができています。

但し、60歳までの5年間で安定して収入が見込めるかどうかは現時点でわかりませんので今回は無視します。

ブログ運営に興味がる方はこちらもどうぞ

現実的なセミリタイア資金は

以上60歳までに失う収入から今後見込めるアルバイトなど短時間労働収入を差し引いた額がセミリタイア実現に必要な資金となります。

収入などの目減り額2510万円 -アルバイト収入450万円=2060万円が必要な貯蓄額となります。

現在の貯蓄や退職金は除外して

気をつけないといけないのは上記金額はあくまで新たに必要な資金です。

現在の貯蓄や退職金は除外して考えます。

このまま60歳まで働くことで得られる収入と年金額に対して、リタイアすることで目減りする額がカバーできれば、万が一嫁さんから『会社辞めるから生活が苦しくなった!』と文句を言われても、『俺の60歳までの収入分と年金分はすでに稼いでるぞ!』って反撃できますからね。

56歳以降ならどうなるか

上の計算は、55歳で退職した場合の必要な貯蓄額です。55歳は結構な資金が必要ですよね、それ以上の年齢ならどうでしょう。

上の計算で56歳以降の必要額も計算してみました。当然ですが、60歳に到達した時点でプラスマイナスゼロとなります。

  • 56歳⇒約1600万円
  • 57歳⇒約1300万円
  • 58歳⇒約900万円
  • 59歳⇒約500万円

試算結果からみた現実的なリタイア年齢は

今現在私が把握している中での必要・現実的なリタイア資金について紹介してみました。

このままいくと、私のリタイア年齢は57-58歳以降になりそうです。

何せほとんど資金は準備できていませんからね!

それを少しでも早めるためにできることは、少ない小遣いで投資をする・副業で稼ぐ・節約するくらいです。

特に副業については少しずつですが結果が出てきていますので頑張りたいと思います。

※2020年6月セミリタイア目標を2021年に設定しました↓

目標設定しました

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